2007-11-01から1ヶ月間の記事一覧

Just Flattering Your Vanity

結局、確かに見栄がはりたいんだと思う。

寒さ

一年も終わりで哀しいといっても足りないし、さびしいといっても足りないこの気分も、時間の流れに楔を打ち込んでかすり傷ができたって考えれば下手糞な詩人みたいで、冷めてくる。 空気にしても、冷たいというより冷ややかで、むしろ、乾いているっていう方…

読書について

とりあえず、 ・ドストエフスキー「罪と罰」(上)(新潮文庫) ・キルケゴール「死に至る病」(岩波文庫)*しばらく放置中 ・桜川昌也「金融立国試論」(光文社新書) ・大岡正平編「中原中也詩集」(岩波文庫) ・石野雄一「道具としてのファイナンス」(日本実業出…

今日の言葉

嘘をつみかさねていって、結局は、真理に到達します。 (ドストエフスキー「罪と罰」より)

She Came In Through The Bath Room Window Part.2

急転直下。 永遠に女心なんて分からない方がいいのかも知れない。 そのほうが人生楽しいのだろう。

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私たちの存在=理性によって否定されるもの 理性に従って(幸福に)存在=人間(劣) ⇔理性に従って(不幸に)存在=河童(優) →「生活教(『旺盛に生きよ』というテーゼ)=苦悩を抱いても自殺しない(聖徒の例より)」という救い →生活教への反抗=苦悩を抱いて自殺せ…

今日の言葉

もし理性に終始するとすれば、我々は当然我々自身の存在を否定しなければならぬ。理性を神にしたヴォルテエルの幸福に一生をおわったのはすなわち人間の河童よりも進化していないことを示すものである。 (芥川龍之介「河童」より)

クロイツェル・ソナタ

芥川龍之介の「河童」の一部はトルストイの「クロイツェル・ソナタ」を下敷きにしているというのが新発見。具体的に言えば、音楽家がピアノを弾くところ。そして、あらすじをたどる限り、おそらく非常に芥川が思想的にも影響を受けただろう跡がうかがえる。

今日の言葉

「わたしはもちろん、哲学者じゃないけれど、しかしどんな人間でも、見かけよりずっと余計に善良さを持ち合わせているもんだと、 わたしは思うね。」 (ドストエフスキー「ステパンチコヴォ村とその住人」より)

今日のおすすめ

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小説四選

・芥川龍之介「蜘蛛の糸・杜子春」蜘蛛の糸・杜子春 (新潮文庫)作者: 芥川龍之介出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1968/11/19メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 67回この商品を含むブログ (129件) を見る心温まる寓話集。 ・太宰治「走れメロス」走れメロス …

富岳百景

太宰治は「富岳百景」が一番好きだ。技巧的で、ユーモラスで、人間に信を置いた頃。「人間失格」や「斜陽」はそんなにすきでもない。

Animal Nitrate

当たり前のことだけれど、自分にとって意味のある人、意味のない人というのは、(程度の問題としても)存在するのだと思った。人間は平等と教えられた。確かに一個の生命として見ればそれぞれは平等だけど、私という視点があれば平等も歪められる。みんな同じ…

Revisiting

今までの学校生活でお世話になった何人かの先生にもう一度会いたいと少し思った。

不良とか

私、不良が好きなの。少し気取って、頭がよくてセンスのある。

軽い痛みについて

好きだったと言うより、自分と近いところに惹かれたのだと思う。或いは、私は畢竟失敗者だった、しかし、あなたには失敗してほしくないと言うか。

さらば青春の光

また一つロマンティシズムが終わって、また一つ自分のことが少しだけ分かった。 今まで散々、でたらめに、荒唐無稽に、嘘で塗り固めて、ディスコミュニケーションというコミュニケーションをとってきたのだ。私は、嘘つきで見栄坊で不親切だったのだ。他人に…

Like A Daydream

自分を自分で騙していただけで、そう思いたかった、全て終われば何ともないと分かった。少し不思議に思う。

今日の言葉

「なぜというに。二十前後の同じ年の男女を二人並べてみろ。女のほうが万事上手だあね。男は馬鹿にされるばかりだ。女だって、自分の軽蔑する男の所へ嫁へ行く気は出ないやね。もっとも自分が世界でいちばん偉いと思ってる女は例外だ。軽蔑する所へ行かなけ…

All Tomorrow's Party

好きにもなれれば嫌いにもなれる。ただ、一時の感情で動くというのは嘘かも知れない。あとで意味の分かることも多々あるわけで。

茶番について

リアリストにとっては世界は茶番だ。世界の人は嘘をつき騙しあっているに過ぎないように見えるだろう。全く思想のないように見えるだろう。

今日の言葉

言葉の無い愛情なんて、昔から一つも実例が無かった。本当に愛しているのだから黙っているというのは、たいへん頑固なひとりよがりだ。好きと口に出して言う事は、恥ずかしい。それは誰だって恥ずかしい。けれども、その恥ずかしさに眼をつぶって、怒濤に飛…

三四郎とか

今夏目漱石の「三四郎」を読んでるんだけれど、読むのが遅かったと思わせる小説は初めてだ。ずいぶん今まで軽薄だったし現実を知らないだけだったのかもしれないと思い、矛盾について思う。絶えず圧迫されるのだけれど、それに耐えられるのか、或いは、慣れ…

言い訳について

これがあれば自分は幸福と言うものは凡そ、それを担保に不幸を説明する便法である。

Wish You Were Here

愛は諦め。或いは、甘受。