2007-10-01から1ヶ月間の記事一覧

今日の言葉

世界の価値は私たちの解釈のうちにあるということ。 (ニーチェ「権力への意思」より)

人間的な、余りに、人間的な

経済学という学問は人間の合理性という名の下での非人間的な部分が垣間見れる。自分の欲求を最大化する人間なんていうのは、おおよそ人間的でない。どことなく、芥川龍之介が河童の中で、「河童の世界で職工を安楽死させて食肉にすることに対して、人間が非…

Life Begins At The Hop

何で生きるのかということには、答えはないかも知れないけれど、今まで生きていたという事実が生きる意味のにおいを感じさせる。全くの後付ではあるにしても。

雑感

太宰治って富士山の麓にいってあまりにやることがないから、ゴールデンバットをを一日7、8箱吸っていたらしい。 フィルターなしはおいしいけど、さすがに吸いすぎだろう。 うん、7、8箱も煙草吸えないし、最近忙しいよ。

今日の言葉

小鳥を飼い、舞踏を見るのがそんなに立派な生活なのか。刺す。そうも思った。大悪党だと思った。 (太宰治「川端康成へ」より)

Desire

最近、人間としての基本的な欲求に欠けるけれど、知識欲だけは止まらない。 ただ、コーラとお茶漬けだけで生活してたので、いい加減死にそうだ。

太宰治の人と文学

太宰治っていう人は「走れメロス」のイメージか「人間失格」、「斜陽」のイメージしかないようだけれど、「新釈諸国噺」、「富岳百景」、「津軽」と読むとそれは一面的な評価でしかないと気づくはず。彼は、罪の意識を抱えながらそれといかに戯れ、しかし、…

谷崎潤一郎の人と文学

谷崎がおもしろい。狡猾な女性を書くのが非常にうまい。文章の絢爛さをいうまでもなく。

悪の華

ボオドレエルじゃないけど、どきどきするというより、ぞくぞくする。自分のような人間には、失礼だけれど、興味を禁じえない。

追加広告

常日頃、料理は実験だって言っていた私と非常に近いところがあるなと思ったけれど、そんなことを少し前に見つけた人がいたのが少し残念で嫉妬してしまいます。

今日の言葉

料理は、すべて、勘で行かなければいけない。 (太宰治「女生徒」より)

London,Can You Wait?

何にしろ人は忘れていくものだし、ただ、それでも覚えていることだけを昔話で語りうるならそれが一番いいことではないだろうか。得たことよりも失ったことの方が記憶に残るだろうけれど、つまり全ては忘れていく。哀しいことだけれど、それがただ真実で、忘…

懐かしさ

何かを望んだことはそんなに多くはないけれど、望みがかなうことがあってもいいとは思っていた。 胸にあるのはいくらかの哀しさとさっき食べたカレーライスだけ。 どんどん汚れて行く私は、懐かしさだけで生きていた。 言えないことが多すぎた、その懐かしさ…

辞書について

感情や精神に名前なんてないんです。ただ、世の中の小説家や精神科医が気まぐれに名前をつけただけなんです。私は彼らを憎んでいます。簡単に定義することができるものなんて、世の中に辞書だけあれば十分じゃないですか。

憂鬱について

憂鬱とは凡そ、逆接の接続詞を伴って語られるものです。

悪について

人の心にはもともと悪も備わっているのかもしれない。人間は他人と自分、或いは、自分と自分の関係性によっていると最近は思うけれど、私の存在がここまで悪であるというのも自分の中にある悪だけでは説明がつかないような心持ちがして、他人があって自分が…

全ての言葉はさよなら

何か腑に落ちないけれども、こういうことになるとは分かっていた。私の怠惰のせいで他に何も理由はないし、自分勝手でわがままで、他人のことを思いやれなかったのだと思う。ただ、部屋に灰色のカーテンがするすると下りただけで、私に見えないものをただた…

今日の言葉

芸術を遊びごとだと思つてゐるその心こそあはれなりけれ (中原中也の詩作より)

習作の補遺

・太宰治「津軽」 ・中学校二年の時の個人的な体験 ・武者小路実篤「友情」「愛と死」 によっています。

習作

「津軽」 一 新幹線の中物思いにふけりながら、窓の外を見ていると、いろいろと移り変わる景色の中で時々窓の中にうつる自分と目が合ってしまい、気まずさを覚えてしまう。これから長く続く窮屈な車内の中でもただ、座っていられることが幸いと思っていた自…

On My Mind

いろいろひっくるめて、明日は吉祥寺。虚心坦懐というか、諦めというか、受容というか。 もうなんでもいい気がする。

今は昔

結局、人間変わらないものだなと思った。自分は昔から面倒くさがりで、物事を深刻に、だけど自分本位で考えてきたのかな。 大人になって分かると言うけれど、本当に分かってるんだろうか?

今日の言葉

鳥は卵からむりに出ようとする。卵は世界だ。生まれようとする者は、一つの世界を破かいせねばならぬ。 (ヘッセ「デミアン」より)

「死に至る病」について

「死に至る病」を読んでるけど、すごくおもしろい。哲学書ってどうしてこうも知的でありながら、ユーモラスなのだろう。

社会科学について

社会科学というものは実際こうであるという記述志向学問であるというよりも、こうであってほしいという理想志向学問だと思う。 社会、経済、政治などはこのような法則がありそうだとはいえてもそれは真理ではなく、一般的傾向でしかない場合も多い。また、人…

Night And Day

夜眠れないし、昼間に寝てしまう。おそらくは心の問題で、精神の変調というか、変容というか。

You're The One That Save Me

キリストほどの博愛精神というのも怪しいもので、例え、らい者でさえも愛を施せたというのは、私にとっては全くの御伽噺でしかないように感じる。 愛は直面すれば増えるものでもあるまいし、直面しなくても抱けるもので、そして増えるものでもある。ただ、伝…

今日の言葉

人間とは、思いもつかぬ早さで次々と継起し、絶えず変化し、動き続けるさまざまな知覚の束あるいは集合に他ならぬ。 (ヒューム「人性論」より)

Crosseyed And Painless

青臭い音楽も今となっては快不快を超えてただのBGMとして聞き流せるかもしれない。 疼きのようであり、時間だけが気がかりだ。