2007-01-01から1年間の記事一覧

今日の言葉

人生は無意味な悪の連続である、これは疑う余地のない厳然たる事実だ。 (トルストイ「懺悔」より)

今日の言葉

彼は彼の一生を思い、涙や冷笑のこみ上げるのを感じた。彼の前にあるものは唯発狂か自殺かだけだった。 (芥川龍之介「或阿呆の一生」より)

Be Joy

悲しみは分析的に、喜びは総合的に語られる。

Beginning Of End

年末は何か振り返るという名目で、過去の放っておいてほしいことを意識させられる。 凡そ世の中は移り変わっていく。そして忘れる。忘れられないのは意味があることだが、確かに苦痛である。

Shine On You Crazy Diamond

友人が発狂をする夢を見た、そんな朝は目覚めは悪くない。そして、気分は最悪だ。

今日の言葉

男女の結びつきを翻訳語の「愛」で考える習慣が日本の智識階級の間に出来てから、いかに多くの女性が、そのために絶望を感じなければならなかったろう? 江戸時代のように男女の関係が、惚れている、恋しているという言葉で語られ、愛という怖ろしい言葉で語…

年末とか

昨日が年内最後のオフ。

分かることとか

わかるということは論理的につながるということで、論理的ということは言葉のつながりがあるということで、言葉というのは世界にあるのではなくて私の中にある。つまり、矛盾も因果も私の中にしかない。

Love Is All You Need

クリスマスと年末が一緒に来るというのは何か一つの皮肉のようだ。日本のクリスマスは恋人と過ごして愛を願う日である一方、年末には無常を感じる。 夏目漱石が小説中で'Love'という言葉を使った昔から、日本のクリスマスはなんだか少し奇妙なんだと思う。

今日の言葉

すなわち日本人は感動することと死を、すぐに結びつけたがるのである。 伊藤整「文学入門」より

今日の言葉

わたしは不幸にも「人間らしさ」に礼拝する勇気は持っていない。いや、屡「人間らしさ」に軽蔑を感ずることは事実である。しかし又常に「人間らしさ」に愛を感ずることも事実である。愛を?――或は愛よりも憐憫かも知れない。が、兎に角「人間らしさ」にも動…

ゼミ懇親会とか

年内最後のゼミの後に懇親会があった。 頑張って頭の良さをアピールするけど、なんだかコミュニケーションが哀しい人もいて。。。紅茶の銘柄と美術作品の話だけでよく1時間半も持つなぁ。この時期だったら、冬休み何するとか、クリスマスは誰と一緒とか、そ…

伊藤整とか

伊藤整の「文学入門」、「近代日本人の発想の諸形式」を読んでるけど、その透徹した論理、実も蓋もない言い方がすごく好きだ。

芸術至上主義とか

芥川龍之介の「地獄変」は芸術至上主義の作品として有名であり非常に含蓄に富んでいる。私たちは自分の能力を認めるならば、逆に他人を傷つけざるを得ないということだ。 それは、例えば成熟した社会に入る場合についていえると思う。市場として小さく尚且つ…

今日の言葉

それじゃ結構だ。疲れきってしまわないようにすることだね。そうでないと、車輪の下じきになるからね。 (ヘッセ「車輪の下」より)

今日の言葉

自分の苦悩に狂いすぎて、他の人もまた精一ぱいで生きているのだという当然の事実に気附かなかった。 (太宰治「東京八景」より)

In The Crowd-Away From Numbers

通りを歩く人は、煙草でも吸っているかのように、白い煙を唇の先からモクモクと冬の空へ送り出している。 恋人と、家族と、友人と、はかない煙を受け止める冬空を語り合いながら。

大学受験とか

塾で新しく入った大学受験生の面談をしたところ、 ・音楽大学を受けるので楽器やソルフェージュ(楽譜を基礎とした楽理)をしないといけないため時間がない ・今まで勉強をしたことがほとんどない 以上から、効率よく最大の成果を挙げるようにしてほしい、(ミ…

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上の二つの言葉は同じことを二たび言うことについてですが、非常に興味深い。いやはや、人間は性懲りのないやつだ。

今日の言葉

言ひつづくれば、みな源氏物語・枕草子などにこと古りにたれど、同じ事、また、いまさらに言はじとにもあらず。おぼしき事言はぬは腹ふくるるわざなれば、筆にまかせつつ、あぢきなきすさびにて、かつ破り捨つべきものなれば、人の見るべきにもあらず。 (兼…

今日の言葉

この世に生を享けた者はみな、 どこにいてもそういうことを言うはずだ、 各人各様の言葉遣いで。 だから私だって同じことを私の流儀で言っているにすぎないのだ。 (ゲーテ「ファウスト」より)

向上心のないものは

世間的に優秀といわれる大学に籍を置くならば、多少人より向学心があってもよいだろう。

I Fought The Law

The Clashに'I Fought The Law'っていう曲(オリジナルはThe Bobby Fuller Fourの演奏)があるけど、The Clashらしい曲だなって思う。中学のころにはじめて聴いて、久々に聴きたいと思ってTSUTAYAで借りた。なぜfoughtっていう過去形なのか気になっていたけど…

ラザロの復活

新約聖書も一つの小説として読むとおもしろい気がする。「罪と罰」のラスコリーニコフがキリストといわれるなら、「デミアン」のデミアンもキリストだろう。また、キルケゴールの「死に至る病」も哲学書というより、神学的なエッセイと言ってもなんとなく腑…

Stay Free

何か気分も少し元に戻った気もする。 ちょっと後悔したこともあるけど、分からない。

Just Flattering Your Vanity

結局、確かに見栄がはりたいんだと思う。

寒さ

一年も終わりで哀しいといっても足りないし、さびしいといっても足りないこの気分も、時間の流れに楔を打ち込んでかすり傷ができたって考えれば下手糞な詩人みたいで、冷めてくる。 空気にしても、冷たいというより冷ややかで、むしろ、乾いているっていう方…

読書について

とりあえず、 ・ドストエフスキー「罪と罰」(上)(新潮文庫) ・キルケゴール「死に至る病」(岩波文庫)*しばらく放置中 ・桜川昌也「金融立国試論」(光文社新書) ・大岡正平編「中原中也詩集」(岩波文庫) ・石野雄一「道具としてのファイナンス」(日本実業出…

今日の言葉

嘘をつみかさねていって、結局は、真理に到達します。 (ドストエフスキー「罪と罰」より)

She Came In Through The Bath Room Window Part.2

急転直下。 永遠に女心なんて分からない方がいいのかも知れない。 そのほうが人生楽しいのだろう。