2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧

今日の言葉

ああ、なんという、気のきかない死にかたを選んだものか。ドストエーフスキイには縊死の苦しさがわからなかった。私は、はっきり眼を開いて、気の遠くなるのをひたすら待った。 (太宰治「狂言の神」より)

私は発狂だけを恐れている。これは、宿痾であり、一瞬で体がやられてしまう。

本当のことを人は避けるようです。ただ、確かに必要としているようです。

反吐が吐きたいから、口を動かし胃に流している。

本当のことを語りたい。それは今まで為されなかった。私は空気を吐けても喋れないのだから。

私は私でしかないところに、私の限界は在り。また、他人に成り代われない。

在りし日の歌

兎に角酒に酔うのは簡単だった。死ななければ幻覚を捉えるのだから。 周りにあるものは、いや、止そう、ふっと安い酒に酔うのも背徳を感じなくなった自分だけが、ただ、一人、乱雑な部屋の中でいるのを知っている。 なんだか人恋しい自分だけが、哀しい。哀…

人間関係とか

不安定な人間性からは、不安定な関係性が生まれる。

神保町駅にて

神田神保町まで古書を探しに行った帰りの都営新宿線は京王線内の人身事故で運休し、神保町駅はただの人間の地下倉庫と化した。 人の死という一世一代の大惨事に際しても、「迷惑だから電車を止めるな」と思われる、また、彼の周りの人からは、「あの人はどこ…

今日の言葉

いったい日本に於いて、この「愛」という字をやたらに何にでもくっつけて、そうしてそれをどこやら文化的な高尚なものみたいな概念にでっち上げる傾きがあるようで、(そもそも私は「文化」という言葉がきらいである。文のお化けという意味であろうか。昔の…

今日の言葉

ねえ、きみ、結婚というのは、誇りをもった人、独立心に燃える人にとっては、常に精神的な意味での死ですよ。 (ドストエフスキー「悪霊」より)

パーソナリティー障害とか

パーソナリティー障害についての本を読んだけれど、自分が当てはまる以上に、周りの親しい人が大抵当てはまることが、少し哀しかった。

North Country Boy

冬の風がアスファルトを、コンクリートを乱暴に愛撫する。通りを歩く私にとってはいい迷惑だった。そして、「やるなら他でやってくれ」、そう思わずにはいられなかった。

今日の言葉

死ぬか、気が違うか、それでなければ宗教に入るか。僕の前途にはこの3つのものしかない。 (夏目漱石「行人」)

天才と白痴と

天才という言葉がある。非常に不思議な言葉であって、半ば定義など存在しない言葉ではないのだろうか、とすら思われる。 まず、天才は優秀の意味を強める言葉として使われるには当たらない。これは、単なる世辞である。 英語で言えばgiftedであり、もともと…

今日のおすすめ

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今日の言葉

諸君、誓っていうが、あまり意識しすぎるということは、それは病気なのである。間違いのない本ものの病気なのである。 (ドストエフスキー「地下生活者の手記」より)

天才の精神病理

「天才とはいったいなんだろう」って、まるでラスコリーニコフ。芥川的に言うと、千里の一歩の距離。 病跡学という学問も興味をそそられる。

センター試験とか

理系で二浪していて京都大学工学部を志望している友達がどこかの大学に受かりたいから、早稲田大学政治経済学部と法学部、中央大学法学部のセンター利用に出願すると言っていた。受験も懐かしく感じる。

論理について

「ならば」という接続詞は論理学と日常生活の中で使われる意味が異なるという。私たちの日常には論理性のない前提によってたくさんの演繹的推論が行われている。

Strangeways Here We Come

このまえまたゼミで飲んで、ある女子が「あの時は事実上付き合っていた」というが、面白かった。事実というものは時に心に背を向けるものか。 事実上!私もある種の事実上だ。

同窓会とか

一月の初めに成人式があって、「中学校高校と絶対おまえはもてる」と言っていた人が相変わらず、「おまえはこれから絶対もてる」と言っていたのが非常に面白かった。私も、或いは、もう少し顔がよければ、そうなったかもしれない。 いずれにせよ、また同じこ…

引越しとか

国立の町もいい加減に、新しさがなくなった冬。吉祥寺に引っ越そう。

二分法とか

有能な人と無能な人。確かに存在するだろうこの二分法。ならば、有能な人が多い環境で自分にとってプラスになればよいと思う。その理由で高校も決めたし、一橋に入ったし、おそらくゼミもそうすると思う。どこも通過点でしかない。いつも思うことだけれど、…

今日の言葉

風景がいったん成立すると、その起源は忘れられる。それは、はじめから外的に存在する客観物のようにみえる。どころが、客観物(オブジェクト)なるものは、むしろ風景のなかで成立したのである。主観あるいは自己(セルフ)もまた同様である。主観(主体)…

Ralph's New Blues ―若さとか、或いは短いスカートについて―

駅のホームで鳥肌を作りながら中央線を待っている女子高校生が一人。若い以前に人間である一人。そこで私は目をそらしながら、ある種の背徳感を感じながら、考える。 人間であることを許容しない若さというものについて、また、凡そ若いといわれる私について…

ひとつばし

一橋大学=身内で馴れ合い 一橋大学=サラリーマンになって出世する まさに矛盾。

ともだち

テスト前には友達を増やそう。

ゼミとか

まあ、経済学部で一番人気のあるゼミを受けますよ。

寒さ

パリッとして心地よさのない寒さのない東京はもう一月も真ん中。