2008-01-28から1日間の記事一覧

今日の言葉

ああ、なんという、気のきかない死にかたを選んだものか。ドストエーフスキイには縊死の苦しさがわからなかった。私は、はっきり眼を開いて、気の遠くなるのをひたすら待った。 (太宰治「狂言の神」より)

私は発狂だけを恐れている。これは、宿痾であり、一瞬で体がやられてしまう。

本当のことを人は避けるようです。ただ、確かに必要としているようです。

反吐が吐きたいから、口を動かし胃に流している。

本当のことを語りたい。それは今まで為されなかった。私は空気を吐けても喋れないのだから。

私は私でしかないところに、私の限界は在り。また、他人に成り代われない。

在りし日の歌

兎に角酒に酔うのは簡単だった。死ななければ幻覚を捉えるのだから。 周りにあるものは、いや、止そう、ふっと安い酒に酔うのも背徳を感じなくなった自分だけが、ただ、一人、乱雑な部屋の中でいるのを知っている。 なんだか人恋しい自分だけが、哀しい。哀…