2008-07-01から1ヶ月間の記事一覧
現実の経験をひとつひとつ、煉瓦を積み重ねるみたいに大事に積み重ねていくしかないんじゃないかな。たとえば……そうだな、一生懸命恋をするとかね (村上春樹「ロールキャベツを遠く離れて」より)
叩かれてへこんでいるようでは叩かれ足りないように見えますね。
東大理系院二人、東大文系一人と同じグループで面接とか(笑)
某日系コンサルのインターンの選考に落ちたら、潔くサマーソニック行ってPerfume見る。通れば馬車馬。
僕は強い刺戟に充ちた小説を読むに堪えないほど弱い男である。強い刺戟に充ちた小説を実行する事はなおさらできない男である。僕は自分の気分が小説になりかけた刹那に驚ろいて、東京へ引き返したのである。 (夏目漱石「彼岸過迄」より)
田口は「どうも御苦労でした」と叮嚀に挨拶しただけで、ロマンチックもコスメチックもすっかり忘れてしまったという顔つきをして立ち上った。 (夏目漱石「彼岸過迄」より)
人は僕を老人みたようだと云って嘲けるだろう。もし詩に訴えてのみ世の中を渡らないのが老人なら、僕は嘲けられても満足である。けれどももし詩に涸れて乾びたのが老人なら、僕はこの品評に甘んじたくない。僕は始終詩を求めてもがいているのである。 (夏目…
「へえー、近頃は大学を卒業しても、ちょっくらちょいと口が見付からないもんですかねえ。よっぽど不景気なんだね。もっとも明治も四十何年というんだから、そのはずには違ないが」 (夏目漱石「彼岸過迄」より)
「世の中には大風に限らず随分面白い事がたくさんあるし、またあなたなんざあその面白い事にぶつかろうぶつかろうと苦労して御出なさる御様子だが、大学を卒業しちゃもう駄目ですよ。いざとなると大抵は自分の身分を思いますからね。よしんば自分でいくら身…