全ての言葉はさよなら

何か腑に落ちないけれども、こういうことになるとは分かっていた。私の怠惰のせいで他に何も理由はないし、自分勝手でわがままで、他人のことを思いやれなかったのだと思う。ただ、部屋に灰色のカーテンがするすると下りただけで、私に見えないものをただただ大きく見ようとして、それに心地よく身を任せていただけ。他人にしてあげるように自分にできないことが今は単なる自己憐憫という意味だけでなく、それ以上というかそれ以外の意味がある気がしてならない。