Streets Are Uneven When You're Down

今日久々に高校のときの友達と会って新宿まで行ったんだけど、話を聞くほど自分の受験生時代を思い出させられた。それと、つまらない言い方だけど、彼の中では時間がせき止められているように感じた。あまりの境遇の違いになんといっていいか分からないほどに。
でも、4月の終わりに話ができてよかった。1ヶ月の間に大学の中で迷子になっていてある程度過去を相対化して大学で勉強するということを捉え直せた。何で大学に通っているかもうかなり忘れていた。


相変わらず、酔っても酔わなくてもまっすぐ歩ける人だったけど、努力しても報われるわけでもないことと大学に受かった人が豹変するのには幻滅というか失望を感じるのと言っていたのがすごく印象に残った。寧ろ、そのようなことを忘れていたからこそ逆に新しい言葉に感じた点もあるだろうが。
本人も言っていたけど、ここ1ヶ月で大人になったんだと思う。ただ、昔から大人であったようにも思うけど。


そういえば、私のことを絶対受かるだろうと思っていたようだ。私もあなたのことを全く同じように思っていました。
なんという絶対という言葉の白々しさ!絶対とは主観に脚色された事実にのみ使われるのだろうか。


それにしても、いつも以上によくしゃべる人だった。彼なりの考えもせき止められて決壊しそうだったのかもしれない。昔からそんな感じだったけど。
愚痴ならいつでも聞いてあげるし、というか、たまにはこっちの話も聴いてほしい気もする。でも、やっぱり自分は話を聞くのがすきなのだと思う。


次は夏期講習が始まるころに会おうみたいなこと言ってたけど、渡したいものがあったし、切実に話したいこともあるからふと気になったらまた会いたい。まあ、あまり心配はしていないけど。いざとなった手紙でも書いて荷物は宅配便で送ればいいし。
私は何ができるのだろう。
久々に中央線で深く考え込んでしまった。

努力論 (岩波文庫)

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Waltz for Debby

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