Stranger Than Paradise

国立科学博物館の「化け物の文化誌展」という企画展に行ってきた。
身の回りにも知らないものがいっぱいいるという以上に、私たちは狭隘な真実によって'真実'を捉えていることを思い知らされた。
人魚や天狗のミイラ、河童の手の骨格なんて普通に生きていれば全く唾棄されるべき'真実'ではないか!


展示の中で引用されていた柳田国男の言葉(時代によって不思議と感じる対象が変化するというようなこと。具体的に言えば、妖怪→近代科学など。)が印象に残った。

思っていた以上に上野って面白い。機会があればまた行きたい。特に、「大英博物館ミイラと古代エジプト展」に行く時間が無くて見れなかったし。
上野って思った以上に美術館博物館があって一日いても飽きそうにない。
そしてまた、二人だけの時間を楽しみたい人にとってもそうであろう。


それにしても、全く携帯さえなくしていなければ、六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーで行われている「クリーブランド美術館展」、そしてそのあと、展望台に行ってご飯にでも誘ったわけだけど。
全く好事魔多し。
今なら、美術館と展望台で1500円っていう芸術の秋にちなんだ企画をしているのに残念だ。普段から携帯なんか大して使わないけど、こういうときは痛切に不便さを感じる。