今日の言葉

人間である限り、過ちは誰にだってある。そして、良心がしびれてしまわない以上、過ちを犯したという意識は、僕たちに苦しい思いをなめさせずにはいない。しかし、コペル君、お互いに、この苦しい思いの中から、いつも新たな自信を汲み出してゆこうではないか、―正しい道に従って歩いてゆく力があるから、こんな苦しみもなめるのだと。
(吉野源三郎君たちはどう生きるか」より)